堺区検は26日、食中毒で営業停止処分を受けた後も営業を続けたとして食品衛生法違反罪で、大阪府河内長野市の飲食店運営会社「喜一」と北野博一代表取締役(69)=同市=を略式起訴。堺簡裁は同日、それぞれ罰金50万円の略式命令を出した。捜査関係者によると、格付け本「ミシュランガイド」に掲載されたことがあった。 起訴状によると、富田林保健所が2月15~16日を営業停止としたのに店で調理し、弁当11個を販売したとしている。 府警は今月16日、北野代表取締役のほか、女将を務める妻と店長を務める長男の計3人を逮捕。大阪地検堺支部は26日、2人を同日付で起訴猶予処分にしたと明らかにした。