多摩川スーツケース殺人 元交際相手の父親ら2人起訴内容認める

おととし、川崎市の多摩川でスーツケースから男性の遺体が見つかり、元交際相手の女やその親族ら5人が逮捕・起訴された事件で、女の父親と交際相手の裁判員裁判が始まり、2人は、起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、西高舞被告の父親昌浩被告と交際相手の岩城周平被告ら5人はおととし12月、東京都の住宅で舞被告の元交際相手である原唯之さんに睡眠薬を飲ませて眠らせ、結束バンドで首を絞めて殺害したあと、遺体をスーツケースに入れて多摩川に遺棄した罪に問われています。 30日は5人のうち舞被告の父親の昌浩被告と交際相手の岩城周平被告の初公判が横浜地裁で行われ、2人は「おおむねその通りです」と起訴内容を認めました。 検察側は冒頭陳述で、「結果は重大で、計画的犯行であり、2人は重要な役割を担っていた」などと指摘しました。 一方、弁護側は、舞被告と交際中だった岩城被告について「性的な写真を撮られ動画配信されるかも」などと相談を受けたため、守ろうとしたと主張。 父親の昌浩被告については舞被告らから殺害について打診された際、何度も止めたが、「このままでは舞被告が自殺してしまう」と感じ、殺害に加担したと述べました。 判決は、来月11日に言い渡されます。

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