ブラジル観光省は7月3日(木)、今年上半期の外国人観光客数が過去最高を記録したと発表した。1月から6月までのブラジルへの観光客数は533万2111人で、2024年の同期比で48.2%増加した。 連邦警察によると、今年上半期の観光客数ではアルゼンチンが232万3,891人でトップとなり、次いでチリ(44万2,993人)、米国(41万189人)となっている。 国家観光計画は、今年の外国人観光客数は690万人と予測している。政府は、今年上半期の実績を踏まえ、2027年の外国人観光客数810万人という目標が、予定より2年前倒しの2025年に達成されると予測している。 6月だけで、海外から444,882人の観光客がブラジルを訪れ、2024年の同月と比較して33.8%増加した。現在、観光は国内総生産(GDP、国内で生産された商品とサービスの合計)の8%を占めており、さらなる成長が見通されている。 ブラジル観光公社(Embratur)によると、航空ネットワークは2024年に18%拡大し、2025年には16%成長する見込みだ。 同公社は、この増加はデータインテリジェンスの活用と、国際市場でのブラジルの宣伝活動の強化によるものだとしている。 (記事提供/Agencia Brasil、構成/麻生雅人)