中国「最大800万人国外脱出」の衝撃。若者は「低意欲・低欲望で頑張らない」か「いっそ国を捨てる」の二択

中国で、静かに、しかし確実にある言葉が広まっている。「潤(ルン)」――それは「国外脱出」を意味するネットスラングだ。潜在的な脱出希望者は、最大800万人にのぼるとも言われる。世界第2位の経済大国となったはずのこの国で、一体何が起きているのか。かつての「出稼ぎ」とは異なり、いま、人々を国外へと駆り立てるのは、経済的な理由だけではなく……。舛友雄大氏の著書『潤日(ルンリィー):日本へ大脱出する中国人富裕層を追う』(東洋経済新報社)より、現代中国で静かに進行する“人の流出”という危機の深層に迫る。

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