韓国 きょうのニュース(7月7日)

◇尹前大統領の逮捕状審査 9日に実施 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡り、尹氏の逮捕状を出すかどうかの令状審査が9日午後、ソウル中央地裁で開かれる。尹氏本人が出席する予定で、9日夜か10日未明ごろに結論が出るとみられる。非常戒厳宣言を政府から独立して捜査する特別検察官は6月28日と7月5日に尹氏を取り調べ、同6日に特殊公務執行妨害や大統領警護法違反、職権乱用権利行使妨害、虚偽公文書作成などの容疑で尹氏の逮捕状を請求した。 ◇李大統領 元野党臨時トップを特使として米国に派遣か 李在明(イ・ジェミョン)大統領が、保守系最大野党「国民の力」の臨時執行部トップ、非常対策委員長を務めた金鍾仁(キム・ジョンイン)氏を米国に特使として派遣する案を検討していることが分かった。李大統領は金氏を含む対米特使団の人選を進めており、近く発表すると予想される。金氏は2016年の総選挙では革新系与党「共に民主党」の非常対策委員長を務めるなど、保守と革新の垣根を越えて活動してきた。大統領選期間の5月には李大統領から国政運営に対する助言を求められており、このような関係性が金氏の米国派遣を検討する背景にあるとみられる。 ◇李政権の初代首相が就任式 「危機克服し偉大な韓国切り開く」 李在明政権の初代首相となる金民錫(キム・ミンソク)首相(61)の就任式が7日午前、中部の行政都市・世宗市にある政府世宗庁舎で開かれた。金氏は就任式で、「内乱の傷や第2のアジア通貨危機を克服し、偉大な韓国、偉大な国民、偉大な大統領の時代を切り開く参謀長、国政の方向性を見据え、進める国家総合状況の本部長になる」と意欲を示した。そのうえで、「韓国の勝利のため、共に走ろう」と官僚らに呼びかけた。 ◇ソウルに今年初の猛暑警報 昨年より18日早く 気象庁は7日午前10時をもってソウル全域に猛暑警報を発令した。猛暑警報は35度以上が2日以上続くと予想される場合や暑さによって大きな被害が出ると予想される場合に出される。ソウルに同警報が出されるのは今年初めて。観測史上最悪の猛暑とされる昨年は7月25日に初めて出されたが、昨年より18日早い発令となった。

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