「信じて疑わなかった」逮捕ちらつかせる警察官詐欺 会社役員の男性が1億円超をだまし取られる

「あなたを逮捕する。」警察官を名乗る人物のウソを信じ、会社役員の男性が1億円以上をだまし取られました。 「信じて疑わなかった」という男性は、友人に借金を相談した際、ようやく詐欺を疑ったということです。 警察によりますと、ことし5月29日、兵庫県姫路市の会社役員の男性(49)に、銀行の職員を名乗る者から「あなたの口座が不正に使われています」と電話がありました。 続いて、警察官を名乗る者から「あなたの口座が詐欺の犯行に使われていて、あなたを逮捕する必要があります。」との電話があり、資産を調べるため、指示する口座にお金を振り込むよう指示があったということです。 男性は指示に従い、先月6日から24日までにインターネットバンキングを使用して1回1000万円前後を13回振り込み、総額約1億1800万円をだまし取られました。 被害男性が友人にお金を借りようと相談したところ「詐欺を疑ったほうがいい」と言われて、警察に相談。被害にあった男性は「信じて疑わなかった」と話しているということです。 警察官などの捜査機関を名乗って逮捕をちらつかせ、焦る心理につけ込む特殊詐欺が増加しています。 警察は、「振り込みの指示を警察がすることはない。詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。

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