北海道美唄市の上下水道工事をめぐり、背任の疑いで逮捕されていた市の元課長補佐の男が、不正に得た金の一部で車を購入していたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。 美唄市・都市整備部上下水道課の元課長補佐・本田強志容疑者は、2024年5月、市が発注した下水道工事について業者に水増し請求をさせ、市におよそ700万円の損害を与えた疑いが持たれています。 この事件では、工事を受注した「シンセイ建設」の社長・広島慎也容疑者も背任の疑いで逮捕・送検されています。 その後の捜査関係者への取材で、本田容疑者は水増し請求によって得た金のうち、およそ500万円を広島容疑者から手渡しで受け取り、一部を車の購入代金にあてていたとみられることが分かりました。 警察は2人が不正に得た金を分け合っていたとみて調べています。