メンバーら「全員教員なら秘密守られる」 盗撮画像共有か、教諭起訴

教員らが女児の下着の盗撮画像などをSNS上のグループチャットで共有していたとされる事件で、メンバーの教員らへの愛知県警の取り調べやチャット内のやり取りで「全員が同じ教員のグループなら、秘密が守られ安心できる」といった趣旨の話が出ていることが、捜査関係者への取材でわかった。グループは、名古屋市立小学校教諭の男(42)=同市、性的姿態撮影等処罰法違反容疑で逮捕=が開設、管理していたとされ、県警が経緯を調べている。 捜査関係者によると、グループにはこの男や横浜市立小教諭の男(37)=同市、同法違反容疑で逮捕=ら10人近い教員とみられるメンバーが参加していた。横浜市の男は当初、盗撮に「自分のスマートフォンを使った」と供述していたが、その後の捜査で、タブレット端末の動画撮影機能を使って行われていたことが判明したという。 名古屋地検は11日、女児(当時7)の下着を盗撮した動画を共有したなどとして、横浜市の男を同法違反の罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。起訴状などによると、男は1月29日に神奈川県内の施設で女児を盗撮し、2月22日にその動画を複数の教員が参加するグループチャットに投稿したとされる。(野口駿、高橋俊成) ◇ 被害者側への配慮から、デジタル版では容疑者名を匿名としました。

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