【07月14日 KOREA WAVE】「登山に行く」と言って外出していた妻が、実は賭博中毒に陥り、カジノで客まで取っていた――。こんなエピソードが7日に放送されたチャンネルAの番組「探偵たちの営業秘密」で明かされた。 依頼した男性会社員は、妻の財布から避妊具を発見したことをきっかけに番組の探偵団に相談を持ちかけた。 名門大学を卒業し、大手企業の財務チーム課長として働いていた妻は退職後、専業主婦となり2児を育てた。その後うつ病を発症し、「治療のため」と称して週末の登山を始めた。だが、山へ行くというのに出掛ける時は濃い化粧にセクシーな下着を着け、汗もかかずに帰宅した。タバコ臭かったともいう。 避妊具について妻は「友達が冗談でくれた。財布に入れておくと金運が上がると言われた」と弁明し、「勝手に財布を見ないで。嫉妬深すぎる」と逆ギレした。 不倫を疑った男性は、探偵団と妻を尾行。その結果、山中のモーテルで見知らぬ男と密会している現場を押さえた。妻は「登山仲間だ。コーヒーを飲んで食事をしただけ。どうする?子どもが2人もいるのに離婚でもする?」と開き直って家を出て行った。 しばらくして男性は探偵団を訪れ「妻から“誘拐された、助けてほしい”という電話があった。犯人は1000万ウォン(約110万円)を要求してきた」と相談した。しかしこれは、夫から金をだまし取るため妻が自作自演で仕組んだ事件だった。妻はカジノにのめり込み、周辺のモーテルに宿泊しながら通っていたのだ。 貯金や積立口座は全て解約。カードローンや高利貸しにも手を出して、借金は1億ウォン(約1100万円)に膨れ上がっていた。男との性関係と引き換えにチップを受け取るなど、どん底にまで落ち込んでいたという。 男性は妻を病院に入れてギャンブル依存症の治療を受けさせたが、妻は病院を脱け出して再びカジノに向かい、多額の借金を重ねた。最終的に警察に逮捕されたという。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News