他人の氏名や住所を記載した公文書等開示請求書を刑務所などに郵送したとして、警視庁捜査3課は16日、有印私文書偽造・同行使容疑で、東京都国分寺市並木町の無職阪本亮輔容疑者(51)を再逮捕した。 黙秘しているという。 開示請求したのは、同容疑者が過去に服役していた刑務所に対し、捜査機関が寄せた捜査関係事項照会の関係書類。同課は自身の名義で請求しても開示されなかったため、他人をかたった可能性もあるとみて動機を調べている。 再逮捕容疑は4月2日ごろ、近くに住む男性の氏名や住所などを記載した公文書等開示請求書をパソコンで偽造し、刑務所や東京都に郵送した疑い。 同課によると、男性宛ての郵便物を盗み見て氏名を確認し、請求名義人をかたった可能性があるが、いずれも不備があり、開示されなかった。 同容疑者は2018年以降、自身の名義でも10回ほど開示請求をしたが、開示されたことはなかった。 同容疑者は今年5月18日、男性宅の郵便受けをあさっていたところ、警戒中の捜査員に見つかり、窃盗未遂容疑で現行犯逮捕された。開示請求の回答を回収しようとしたとみられる。