警察官や検察官を装い現金1600万円をだまし取ったとして、警察は7月21日、東京都の30代の男を詐欺の疑いで再逮捕しました。詐欺の疑いで再逮捕されたのは、東京都町田市の建設作業員・越田翼容疑者(35)です。 警察によりますと越田容疑者は、25年4月に警察官や検察官を装って、「全国最大の詐欺事件が起きている」「あなたの口座にお金が振り込まれておりお金を調べる必要がある」などと高知市内の70代の女性に電話をかけ、高知市の路上で複数回に分けて、現金あわせて1600万円をだまし取った疑いが持たれています。 越田容疑者は、同じ女性から同様の手口で現金1850万円をだまし取った詐欺の疑いで7月1日に逮捕されていて、その余罪の捜査で今回の犯行が明らかとなったものです。 警察の調べに対して越田容疑者は「まちがいありません」と、容疑を認めているということです。越田容疑者は特殊詐欺グループの現金回収役で、山口県でも同じ手口の詐欺事件で逮捕されていて、警察は共犯者や余罪の捜査を続けています。