2023年に違法薬物事件を起こして廃部になっていた日本大学アメリカンフットボール部の後継組織「有志の会」が、今秋から公式戦復帰することが決まった中、関東学生連盟(関東学連)が23日、日大が入る2部リーグの今季ブロック分けを発表した。 2部16校のブロック分け(A、B各ブロック8校)は今年2月に終わっていたが、その後、日大の2部からの復帰が決定。まずA、Bどちらのブロックに入るかの抽選が行われ、続いてブロックの中で第1、第2どちらのグループに入るかの抽選があった。結果は以下の通り。 ▼Aブロック 成蹊大、神奈川大、東京科学大、防衛大、国際基督教大、電気通信大、埼玉大、東京学芸大 ▼Bブロック 専修大、一橋大、筑波大、芝浦工業大、関東学院大、上智大、東京農工大、工学院大、日本大 日大アメフト有志の会を巡っては、関東学連が6月に臨時理事会を開き、新たな加盟申請を審議して承認した。最上位リーグの「1部TOP8」から3番目となる2部からの再起。大学日本一を決める全日本大学選手権の決勝、甲子園ボウルに挑めるのは最短で2年後となる。 同部を巡っては、寮に住む部員が違法薬物所持で23年8月に逮捕されたことなどを受け、同年12月15日付で廃部になった。1940年(昭15)創部で、甲子園ボウルで関東最多21度の優勝を誇った名門フェニックス(不死鳥)が84年の歴史に幕を下ろした。翌24年2月に関東学連からも退会していた。 その後、薬物検査で陰性となるなど一定の条件を満たした元部員、新入生が後継チーム「有志の会」として活動は継続していた。