川崎 警察官が居眠り、警察署から逃走 被告が初公判で起訴内容を認める

居眠りした警察官の隙を突いて川崎署から逃走したなどとして、覚醒剤取締法違反(所持・使用)、逃走の罪に問われた川崎市川崎区、配達員の男の被告(33)の初公判が23日、横浜地裁川崎支部(幅田勝行裁判官)であった。被告は「間違いありません」といずれの起訴内容も認めた。 検察側は冒頭陳述で、被告は遅くとも20歳ごろから覚醒剤を使用していたと指摘。密売人から購入した覚醒剤を所持して同区内の交番に行き、自ら交番内にあった電話で、覚醒剤を使用している旨を伝えた。その後、同署内の取調室で被告を監視していた警察官がうたた寝をしたため、被告は腰縄を解くなどし、逃走した、と説明した。 起訴状などによると、被告は、自宅で5月23日ごろから同24日までの間に覚醒剤を使用。同日、同区内の交番で覚醒剤を所持し、覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕され、川崎署に拘禁されていたが、警察官の隙をうかがい、署外に逃走した、とされる。

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