【速報】2度の誤認逮捕で40日間勾留 「犯人と決めつけ違法な取り調べ」男性が国・府などに賠償求め提訴 大阪地裁

おととし、大阪府警が事件とは関係のない男性を2度、誤認逮捕していた問題で、男性が国や大阪府などに対し、損害賠償を求める訴えを起こしました。 大阪府内の20代の男性は2023年4月、知り合いの女性をSNS上で脅迫し、裸の写真を無理やり送らせようとした疑いで大阪府警に逮捕されました。5月には、同じ女性に対するリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕され、あわせて40日間にわたって勾留されました。 男性は一貫して容疑を否認しましたが、取り調べの捜査官は「100パーセント犯人だと思っている」、「証拠はある」などと決めつけ、取り調べが続いていたことが関係者への取材で分かっています。 この事件ではその後、男性にアリバイがあることが判明し、警察が謝罪していて、真犯人として美容師の男が逮捕され、有罪判決を受けています。 美容師の男は、男性になりすましてSNS上で被害者の女性にメッセージを送ったとみられ、訴状によりますと、女性は当時、警察に被害を申告する際「男性しか思い当たらない」などと話していたということです。 男性側は、警察がこの話をうのみにし、発信元の捜査を後回しにした結果、不当な拘束に繋がったと主張。男性を犯人と決めつけ自白を強要する違法な捜査を行ったとして、24日、国や府などに計2000万円の賠償を求め提訴しました。

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