福岡市の自民党福岡県連で、出入り口のドアに赤い塗料を吹きつけた疑いで、64歳の無職の男が逮捕されました。 男は今年5月にも同様の事件で逮捕されていました。 建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、福岡市中央区の無職・大石貴容疑者(64)です。 警察によりますと、大石容疑者は7月22日午後3時半ごろ、福岡市博多区にある自民党福岡県連の出入り口のドアに赤い塗料を吹き付けた疑いです。 事件直後、自民党福岡県連が福岡県警に「県連事務所のドアにスプレーをかけられる被害にあっている」と通報し、その後、防犯カメラ捜査などで大石容疑者が関与した疑いが強まり逮捕に至りました。 調べに対し、大石容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 自民党福岡県連では、今年5月にも赤いスプレーのようなものが吹き付けられる被害があり、近くでスプレー缶を持っていた大石容疑者が発見されて建造物損壊の現行犯逮捕され、その後、釈放されていました。 当時の調べに対し、大石容疑者は「自民党に腹が立ち自民党政権を終わらせたいと思った」と話していました。 自民党福岡県連によると、参院選投開票日の7月20日、県連事務所に大石容疑者とみられる男が訪れ、「またやるぞ」と犯行予告ともとれる言葉を残し、立ち去ったということです。