電気給湯器が壊れているなどと嘘を言って、浜松市に住む80代の男性から契約代金75万円をだまし取ろうとしたとして、会社役員の34歳の男が逮捕されました。手口は電気給湯器が壊れた翌日に点検業者を騙る人物からの電話です。 詐欺未遂・特商法取引に関する法律違反の疑いで逮捕されたのは、兵庫県西宮市に住む会社役員の男(34)です。男は2月下旬、浜松市天竜区に住む無職の85歳の男性に対して、電気給湯器が故障しているなどと嘘を言って新しい給湯器を契約させ、およそ75万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 男性がお金を下ろしに金融機関に行ったところ「電気給湯器にしたら金額が高すぎる」と従業員が不審に思い警察に通報し発覚しました。 警察によりますと男性は電気給湯器が使えなくなり、その翌日、電気給湯器の点検業者から電話があったといいます。男性は点検をお願いすると男が訪問してきて、実際は壊れていないのにも関わらず壊れていると言い、新しいものに買い替えるよう契約させられたということです。 また、男から交付された書面には契約に際し、法令で定められている代金の支払い時期と工事の着工日などが抜けていたといました。 警察は共犯者がいる可能性があることから、男の認否を明らかにしていません。 県内では他にも同様の被害が確認されていて、わざと給湯器を使えないようにするなどなんらかの策を講じて犯行に及んでいる可能性も視野に余罪などを調べています。