「二度と同じ事件が起きないよう」大阪府警が20代男性を2度誤認逮捕 男性が賠償求めて提訴

2023年、大阪府警が事件とは関係のない男性を2度誤認逮捕していた問題で、男性が国や府などに対し損害賠償を求める訴えを起こしました。 大阪府内の20代の男性は一昨年4月、SNSで知り合いの女性を脅迫し、裸の写真を無理やり送らせようとした疑いなどで大阪府警に2度逮捕され、あわせて40日間、勾留されました。 しかし、その後警察は誤認逮捕を認め謝罪。真犯人として男性になりすましていた美容師の男が逮捕され、有罪判決となり、24日、男性は「捜査は違法だった」として国や府などに約2000万円の賠償を求める訴えを起こしました。 原告代理人・秋田真志弁護士 「(捜査機関は)自分たちが先に決めつけたことを前提にしているんですよね」 「旧態依然の捜査の在り方をもう一回、一から反省し直す必要ある」 男性は「二度と同じ事件が起きないよう、取り調べの可視化を進めてほしい」とコメント。 一方、警察は「近く訴訟が予定されているためコメントは差し控える」としています。

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