「何?何?これ何?」「カメラ壊すよ」“立ちんぼ”の女4人逮捕の瞬間 歌舞伎町「Tachinbo」…“観光スポット化”の実態

東京・歌舞伎町の路上で売春の客待ちをする、いわゆる“立ちんぼ”行為をした疑いで女4人が逮捕。 取材から見えてきたのは、“立ちんぼ”が外国人の観光スポット化している実態です。 青柳容疑者: えっ何?何?何?これ何?これ何?これなんですか、これ何。 捜査員: 青柳さんさ、よくここで立ってたでしょ。 青柳容疑者: もう立ってない。 「働いたら負け」というTシャツを着て大久保公園にいたのは、売春の客待ち、いわゆる“立ちんぼ”行為をした疑いで逮捕された、無職の青柳美結容疑者(20)です。 捜査員: 自分がやったことに間違いない?間違いない? 青柳容疑者: …。 さらに、同じく立ちんぼ行為をした疑いで逮捕された、風俗店従業員の西本愛桃容疑者(25)。 抵抗する西本容疑者。 すると突然、「報道がいるの分かってたから」「カメラ壊すよ、ほんとに」と話す様子も。 一方、顔を隠す様子もなく素直に連行されていったのは、無職の安藤彩香容疑者(26)です。 他にも、内山夢叶容疑者(24)も逮捕。 合わせて4人が検挙されました。 摘発してもなくならない違法行為。 いたちごっこが続く歌舞伎町の“立ちんぼ”の実態に今、ある変化が起きているといいます。 それが、外国人観光客の増加です。 アメリカからの観光客: (Q.この通りのことはどうやって知った?)YouTubeで2回くらい見たよ。売春をやっているという内容で、それで知ったんだ。 ミャンマーからの留学生: YouTubeとかTikTokとかSNSで観光スポットを調べたら出てきたよ。それでどんな感じか見に来たんだ。 警視庁によりますと、SNSなどで“立ちんぼ”を知った外国人が興味本位で訪れるケースが増えているといいます。 23日の夜、記者が大久保公園を取材すると、立っている女性に何をしているのかと声をかけている外国人の姿もありました。 まるで観光スポットの1つとなってしまっている歌舞伎町の“立ちんぼ”。 Xで「tachinbo」とローマ字で検索してみると、外国人とみられるアカウントで「tachinbo」という投稿が多く出てきました。 こうした外国人観光客の増加に、夜の繁華街事情に詳しい佐々木チワワさんは警鐘を鳴らします。 夜の繁華街事情に詳しい佐々木チワワさん: 日本の若い女性は路上で体売ってるみたいなイメージって多分近年はなかったと思うんですよね、あんまり。そこのイメージがついてしまうことは、歌舞伎町の若い女の子は、ある意味そういう仕事をみんなしているみたいな感覚で話しかけている可能性もあるなと思います。 警視庁は、“立ちんぼ”行為で検挙した女性の就労支援を行うなど、社会復帰についての対策も行っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加