福島県三春町の70代女性から31日までに、警察庁を名乗る男らから保証金を名目に400万円をだまし取られたと田村署に届け出があった。同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。 同署によると、7月11日、女性の携帯電話に総務省職員を名乗る男から「あなたの携帯電話番号や銀行口座が犯罪に利用されている」と電話があった。その後、警察庁と検察庁を名乗る男から女性の逮捕状が出ているとし「無罪を証明するために金融庁に400万円の保証金を預けなければならない」と振り込みを要求された。女性は口座に現金400万円を振り込んだ。 女性は振り込んだ後も相手からさらに現金を要求されたことから同24日に警察に相談し、詐欺被害に遭ったことに気付いたという。