高齢男性の自宅から”金の延べ棒”を盗んだとして、買取業の男が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、大阪市福島区の買取業者・仙石大志朗容疑者(28)です。 警察によりますと、仙石容疑者は今年5月、神戸市に住む男性(80)の自宅を「オムロンの製品があれば買い取ります」などといって訪問し、男性の所有する金の延べ棒1本を盗んだ疑いが持たれています。 男性は買取を依頼するつもりはなかったものの、玄関先で金の延べ棒を見せていたところ、容疑者が「荷物を積むための車を取りに行く」と家を出てそのまま戻ってこず、不審に思った男性が延べ棒を保管していた箱を確認すると、空になっていたということです。 金の延べ棒は500グラムで、時価850万円相当でした。 男性の自宅を訪問した際に仙石容疑者は氏名を名乗っていませんでしたが、男性の住んでいたマンションの防犯カメラの映像などから関与が浮上したということです。 調べに対し、仙石容疑者は「弁護士が来るまで話さない」と黙秘していて、警察は余罪の有無を含めて捜査しています。