神戸市垂水区などの空き家へ侵入した疑いで逮捕されていたいずれも住所不定無職で28歳の男2人について、兵庫県警捜査3課と垂水署などは13日、同市灘区の空き家に窓ガラスを割って侵入した疑いが強まったとして、邸宅侵入と器物損壊容疑で再逮捕した。 両容疑者のうち1人は、空き家を探すため、住人の不在を確かめるマーキング(目印)に小石を使用していたと話しているという。県警は、同市垂水区の民家で1月以降、目印とみられる小石が相次いで見つかった事案にも関与したとみている。 再逮捕容疑は、2人は共謀して3月18日午後3時半ごろ、神戸市灘区鶴甲3の空き家に、窓ガラスを割って侵入した疑い。1人は容疑を認め、もう1人は「黙秘します」と話しているという。 県警捜査3課によると、この空き家の警報器が作動し、駆け付けた警備員が被害に気付いた。県警は、2人が換金しやすい貴金属などを狙い空き家への侵入を繰り返していたとみている。