11日に静岡市葵区で起きた死亡ひき逃げ事件の容疑者として、逮捕・送検された男性が釈放されました。 11日午前3時前、静岡市葵区柚木の国道1号の中央分離帯近くで、清水区草薙の会社員の男性(54)が頭を強く打ち倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。 警察は、その後の捜査で、複数の防犯カメラの映像や車のタイヤ付近から毛髪が見つかったことなどから、12日、静岡市葵区の60代のタクシー運転手の男性をひき逃げなどの疑いで逮捕し、14日に静岡地方検察庁へ送検しました。男性は逮捕時、「道に何かがあると思ったがよけたと思った」と容疑を否認しています。 静岡地方検察庁は14日、この男性を釈放しました。釈放の理由について地検は明らかにしていませんが、在宅のまま捜査を続けるということです。 警察は、男性が運転していた車の右前の底の部分が一部破損しているとしていますが、タクシー会社によると、2024年大雨で倒木があった際に壊れたものだということです。