海水浴シーズン!でも海での遊びが”密漁”に⁉ 違反した場合は厳しい罰則も 福島

海は、海水浴のほかにも様々な生き物との出会いといった魅力がありますが、遊びのつもりが一歩間違えると「密漁」になってしまう危険性もあり、県が注意を呼びかけています。 海水浴シーズンとあって、夏休みに海へのお出掛けを計画している人も多いのではないでしょうか。海では様々な生き物との出会いも楽しみの一つですが、実は、遊びのつもりで捕まえると「密漁」になってしまうことがあるんです。例えば、高級食材としても知られる「ナマコ」です。 ■福島県水産事務所 早乙女忠弘さん 「ナマコに関しては、一般の方が捕まえるのはアウト、バツということになります。非常に市場価値が高い、一方で海に行けば簡単に捕まえられる。これまで密漁の対象としてかなり困った状態が続いてきています」 おととし県内でも逮捕者がでた「ナマコの密漁」。数や場所、また目的に関わらず、捕まえることは法律で禁止されています。ナマコのほか、アワビやシラスウナギも同様に対象で、違反した場合は3年以下の拘禁刑、または3000万円以下の罰金という厳しい罰則も設けられています。 また海水浴場を漂っていることの多いワカメやコンブなど一部の海藻も… ■福島県水産事務所 早乙女忠弘さん 「こちらも(採るのは)避けていただければと思います」 県沿岸のほぼ全域は、法律に基づく漁業権が設定されていて、ワカメやコンブなどはその対象です。レジャーで採ってしまうと、漁業権侵害を問われる可能性があるんです。また貝類も、漁業権の対象になっているものがあります。 では、砂浜での貝殻拾いは? ■福島県水産事務所 早乙女忠弘さん 「貝殻は食用について利用されることはないので、問題ない」 これらのルールは、県の水産事務所のウェブサイトで確認することが出来ます。 ■福島県水産事務所 早乙女忠弘さん 「ルールを事前に確認をして、磯遊び、海水浴を楽しんでいただけたらと思います」

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