勤務先の栃木県内の高校の女子更衣室などに小型カメラを設置して女性を盗撮した疑いで教諭が逮捕された事件を受け、県教育委員会は、不審物がないかの点検作業を18日から全ての県立の学校を対象に行っていて、確認作業の一部が20日、報道陣に公開されました。 点検の対象となったのは、県立の中学校や高校、それに特別支援学校合わせて79校です。18日に開始され、22日までの日程で作業が進められています。 20日は、事件とは直接関係がない宇都宮市内の県立学校で、不審物がないかの確認作業が行われ、その一部が報道機関に公開されました。 教職員が2人一組となり、教室や女子更衣室などを中心に確認にあたりました。 特に更衣室の点検ではカーテンやすのこの裏、それに死角になりやすい点検口などを重点的に、調べました。点検が行われた学校の校長は、「生徒の安全を守るため、教職員の注意力を高めていく」と話しています。 また、県教育委員会の担当者によりますと、20日時点で不審物は見つかっておらず、とちぎテレビの取材に対し「まもなく2学期を迎えるにあたり生徒が安全に学校生活が送れるよう校内点検を徹底していく」とコメントしています。