栃木で10代女性誘拐疑い、福島の男を書類送検 連続自殺ほう助事件

栃木県警が、10代女性を連れ回したとして、未成年者誘拐の疑いで福島県福島市の無職の男(36)を書類送検したことが21日、捜査関係者への取材で分かった。男は、福島、山形両県警が10~20代の男女5人に対する自殺ほう助や未成年者誘拐などの容疑で逮捕、起訴されており、関連する死者は4人とされる。被害者は6人目となった。 捜査関係者によると、19日付の書類送検容疑は、2024年、栃木県に住む10代女性を連れ回した疑い。交流サイト(SNS)を通して自殺願望のあった被害女性と接触した。女性は無事だという。 福島県警は今年1~4月、福島、宮城、埼玉各県の10~20代の男女4人の自殺を手伝ったなどとして男を逮捕、福島地検郡山支部が起訴した。うち3人が死亡し、1人は未遂だった。山形県警は5~6月、山形の10代女性を車で連れ去り自殺を手伝ったとして逮捕、山形地検が起訴した。 福島県警の捜査関係者によると、本県での事件に関し、金銭を得たり、わいせつをしたりすることが動機だったという趣旨の供述をしていたという。

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