尹大統領の妻 逮捕後4回目の取り調べでも供述拒否=29日にも起訴へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは25日、金氏が同日午前から逮捕後4回目の取り調べを受けており、大部分の供述を拒否していると明らかにした。 金氏は12日に逮捕され、14日、18日、21日にも取り調べを受けたが、一貫して供述を拒否している。 特別検察官チームは今月31日の勾留期限を前に、早ければ29日にも金氏を起訴する方針だ。 金氏は「コンジン法師」と呼ばれる呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いが持たれている。 特別検察官チームはこの日、チョン氏の取り調べも行っているが、午前中の取り調べでは容疑をおおむね否認したという。 金氏はこのほか、2022年の大統領選で政治ブローカーのミョン・テギュン氏が世論調査を無償で引き受けた見返りとして、同年の国会議員補欠選で当時与党だった「国民の力」の金映宣(キム・ヨンソン)前議員が党公認候補に選ばれるよう尹氏とともに影響力を行使した疑いや、09~12年に行われた輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いなどもかけられている。

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