小学校内で発生した盗撮事件などを受けて、高知県教育委員会は8月26日、性暴力などの防止についてオンラインで研修会を開きました。 2025年6月、勤務先の小学校内で 児童の着替えを盗撮したなどとして、教員の男が逮捕され懲戒免職となった事件を受けて、高知県教育委員会は8月26日、県内の公立小中学校、義務教育学校など253校の校長を対象にオンラインで研修会を実施しました。 冒頭で今城純子教育長は「教員という立場を悪用した卑劣な行為で断じて許されるものではない」とし、次のように述べました。 ■今城教育長 「教育への信頼が揺らいでいるというこの現実を、私たちは直視しなければならない。不祥事が起こらないのが当たり前の高知県を、私たち自身の手で取り戻さなければならない」 会では25年、全国で教員による児童生徒への性暴力事案が相次いで発生していることや、県内でも2022年以降の12件の懲戒処分のうち5件がわいせつ行為によるものであったことが報告されました。 そのうえで、管理職に対し、更衣室やトイレなどの定期的な点検を行うこと、相談窓口を設置して、児童生徒や保護者に周知すること、教職員と積極的にコミュニケーションをとり、風通しのよい職場づくりに努めることなどの徹底を呼びかけました。