歯科医院の女性従業員に不適切なメモを渡して診療を拒否されたにもかかわらず、複数回にわたりこの歯科医院に押し掛けたとして、70歳の男が、富山県迷惑行為等防止条例違反の疑いで2日逮捕されました。 逮捕された男は、7月11日から9月1日までの間、60代男性が代表を務める富山市内の歯科医院に複数回にわたって押し掛け、嫌がらせ行為をした疑いがもたれています。 警察によりますと、この男性は今年3月下旬、歯科医院に勤務する女性従業員に不適切なメモを手渡したため、診療を拒否されていたということです。 その後も複数回にわたり歯科医院を訪問したことから、歯科医院から警察に相談があり、警察が男に警告していました。 しかし、警告後も歯科医院への訪問が続いたため、警察が捜査を進め、今回の逮捕に至ったとのことです。 調べに対し男性は「複数回にわたり歯科医院を訪問したことに間違いないが、嫌がらせ目的ではなく、あくまでも治療を受けたかったことを知らせたいためだった」と話し、容疑を一部否認しています。 警察は詳しい経緯や動機について引き続き調べています。