松本潤が主演する日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)。最終回を9月7日に控えた直前に、共演者の不祥事が発覚した。松本の同僚医師を演じていた俳優・清水尋也容疑者が、3日に大麻を所持していた疑いで逮捕されたのだ。 「本人は調べに対して容疑を認めているといいます。この事件を受けてTBSは『(清水容疑者の)出演シーンをカットする方向です』と、再編集をして最終回をオンエアすることを公表しています」(芸能記者) 日曜劇場といえば、4月クールに放送された阿部寛主演の『キャスター』(TBS系)でも、メインキャストの1人である永野芽郁が、オンエア中に田中圭との不倫疑惑を報じられた。 「報道後、永野さんの出番が減ったとか、公式Xで彼女の写真が少なくなったなどと話題になりました。ただ結局は降板せず、全10話を完走しました」(同前) いずれにしても日曜劇場のスタッフは、今回の清水容疑者の逮捕で頭を抱えたはずだ。永野以上に深刻な事態が発生したからだ。X上でも、 《日曜劇場はお祓いが必要》 《日曜劇場かわいそうすぎるな》 《なんか日曜劇場災難すぎる》 と、2作続けて不祥事が起きたことに、嘆く声が相次いでいる。芸能プロ関係者はこう語る。 「伝統ある日曜劇場には実力派の俳優陣が顔を揃えます。その分、スキャンダルが表に出るとその影響は計り知れません。“呪われた”“祟られている”などと揶揄されがちですが、不運だったというしかない」 では、ドラマ出演者のスキャンダルを未然に把握する、いわば“身体検査”は難しいのだろうか。先の芸能プロ関係者が続ける。 「清水容疑者に関してですが、警視庁は今年1月に大麻への関与情報を入手し、内偵捜査を続けていたといいますから、常習的に使用していたとみられています。 また、同容疑者は2019年9〜12月、米国に語学留学していますが、一部報道によると警察の調べに対し『大麻を初めて使ったのは米国の留学先』と話しているそうです。事実ならば、6年前から使用していたということになる。逮捕されるのは時間の問題だったでしょうが、結局警察にマークされない限りは、なかなか事前に察知できないものです。 一方、永野さんが田中圭さんと交際を始めたのは昨年の秋からだそうです。つまり彼女の場合も、スクープされない限りは表に出ることはなく、やはりこちらもあらかじめ把握するのはまず不可能だったといえるでしょう」 つまり、警察の内偵や週刊誌の張り込みといった外部の動きがあって初めて表面化するもので、局や制作サイドが先回りして知ることは現実的にできないということか。 「それはタレントの所属プロダクションも同じでしょう。どれほど細心の注意を払っていたとしても、プライベートまで縛ることはできない。もちろん、真偽不明の“噂話”はあらゆる有名タレントにつきまとうもの。ただ、表沙汰にならない限り、たんなる噂を理由にキャスティングを制限することはできません。結局、問題が明るみに出てから対応に追われるのが現実です」(前出・芸能プロ関係者) ともかく、タレント本人に大役を務めるという自覚がなければ仕方がない……。