営利目的で覚醒剤を所持したとして、18歳の男子高校生が逮捕されました。 この高校生の違法薬物での逮捕は3度目です。 覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、宮崎市に住む男子高校生です。 警察によりますと、この高校生は8月13日と24日にも麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。 その後の家宅捜索で、透明の入れ物に入った覚醒剤らしきものが見つかり鑑定や高校生の供述などから、覚醒剤1.6gを営利目的で所持していたことが明らかになりました。 覚醒剤は、SNSなどを使って県外から仕入れたものということです。 押収されたものの中には覚醒剤を使用する際に使う注射器8本もあり、高校生は覚醒剤の所持について「間違いありません」と容疑を認めています。 犯行の動機については、「売って、お金にするために所持していた。覚醒剤を使ったことはない」と供述していて、高校生の尿から覚醒剤は検出されませんでした。 今回押収された1.6gの覚醒剤は、末端価格で約9万2800円だということです。 (宮崎北警察署生活安全課 松村和敏警部) 「今までは大麻などで検挙していたが、今回覚醒剤も持っていたということで、より違法薬物が少年の間にも広がっていることを実感しています」 「友達が吸っているからといって気軽に手を出さないでほしい」 警察は覚醒剤の入手経路や販売した先などについて、捜査を進めています。 警察では学校と連携して教室を開き若い世代の薬物乱用を防ぎたいと話しています。