清水尋也容疑者 俳優として売れ大麻常習化「収入増えた24歳から使用量増えた」

大麻を含む植物片0・4グラムを所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は4日までに、麻薬取締法違反の疑いで、俳優の清水尋也容疑者(26)=東京都杉並区=と、同居する20代の女を再逮捕した。警視庁によると、清水容疑者は「吸うために持っていた」と容疑を認めている。 清水容疑者は米国に留学していた20歳ごろ、招待されたホームパーティーで初めて使用したと説明。「日本で吸ったのは、高揚感やリラックス感を味わいたいと思ったから」と供述している。 日本で初めて大麻を使用したのは帰国から1、2年後。「収入が増えた24歳から使用量が増えた」という趣旨の話もしており、俳優として売れて常習化した。今年に入ってからは1カ月に数回のペースで吸っていたという。逮捕された3日には「昨日(2日)も吸った」と話した。取り調べには素直に応じているが、大麻の購入先は「言えない」と供述を拒んでいる。 清水容疑者は2019年、所属事務所に直談判して芸能活動を一時休止し、米ロサンゼルスに約3カ月ほど語学留学した。きっかけは前年の18年にネットフリックスで配信された映画「アウトサイダー」に出演したこと。関係者は「英語があまり話せないためせりふが大幅に減らされてしまい、悔しい思いをしたことで語学留学を決めたようです」と振り返った。 帰国後、演技の幅も広がって俳優として飛躍した。大麻の使用が増えたという24歳は23~24年で、映画「東京リベンジャーズ」シリーズやTBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」など話題作への出演が続いた時期。プロダクション関係者は「仕事が大きくなる分、プレッシャーもあったのかもしれない」としている。 清水容疑者と女の再逮捕容疑は、3日に杉並区の清水容疑者らの自宅で、大麻を含有する植物片0・4グラムを所持した疑い。同日に家宅捜索した際、テーブル上で発見された。2人は7月ごろに大麻を含む植物片を所持したとして同法違反容疑で逮捕され、同日中に今回の容疑で再逮捕された。警視庁は4日、2つの容疑で送検した。

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