【特殊詐欺】大阪府警名乗る男が警察手帳の写真を見せ『資金調査』として振込要求…60代女性が472万円被害

八戸警察署によりますと、9月6日頃、青森県内に居住する60代女性方の固定電話に、携帯電話会社のヤマモトリョウを名乗る男から電話があり、 ・あなた名義の免許証で携帯が契約されています。 ・本体代金約18万円が未払いです。 ・被害届を出した方が良いので、このまま警察に代わります。 と言われ、大阪府警察本部捜査二課の田中と名乗る男が電話に出ました。 すると女性は田中から ・犯罪グループの資金洗浄口座としてあなた名義の口座が使われていることが分かりました。 ・あなたの預金を調べる必要があります。 と言われ、LINEでやり取りを継続するように指示されました。 女性が、教えられたLINEアカウント名「本部[二課専用]」を登録したところ、田中からLINEのビデオ通話機能で、口座残高などを聞かれ、警察手帳の写真を見せられた上、暗号資産取引アプリをスマートフォンにインストールするように指示されました。 9月8日、女性は田中からLINEのビデオ通話機能で ・資金調査のため、口座に490万円振り込んでください。 と言われ、指定されたロ座に、約490万円を振り込みました。 その後女性は、田中からLINEのビデオ通話機能で指示されて、スマートフォンでアプリを操作して、暗号資産イーサリアム(ETH)を購入し、9月8日、2回にわたり、合計472万36円相当のイーサリアムを指定されたアドレスに送信しました。 送信後、田中と連絡が取れなくなったため、家族に相談したところ、被害に気が付いたということです。 警察は、犯人はLINEなどで連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませようとしますが、警察がLINEなどで連絡することはないとして注意を呼びかけています。

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