息子になりすまして芦北町の高齢夫婦に電話をかけ約580万円をだまし取った疑いで15日、受け子役とみられる男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市博多区の無職 和田裕斗容疑者(27)です。 警察によりますと和田容疑者は2025年5月に指示役の人物などと共謀し、芦北町に住む70代夫婦の自宅に息子を装って電話をかけ、現金約580万円をだまし取った疑いがもたれています。 夫婦の家族が被害に気づき、警察に相談して事件が発覚しました。 警察によりますと和田容疑者らは電話先で息子を装い「脱税してしまったので、税金を納めないといけない。すぐに納めないと刑事訴訟になってしまう」などと夫婦に話したということです。 和田容疑者はSNSで指示を受けていた「受け子」役で、法律事務所の人物を装い夫婦の家の玄関前で現金を受け取ったとみられています。 警察の調べに対し和田容疑者は「借金返済や遊ぶために金が必要だった。受け子をしたことに間違いない」と容疑を認めているということです。