小田原市役所、逮捕された職員の後任も水増しに関与 停職の懲戒処分に

小田原市で2019~20年、ごみ焼却施設で使う薬剤を業者に水増し請求させて440万円をだまし取ったとして元環境部職員が有罪判決を受けた事件を巡り、市は16日、この職員の後任職員も同様の水増し請求を繰り返し、約326万円分の不正経理をしていたことを明らかにした。市は後任職員を停職1カ月の懲戒処分にした。 市によると、停職処分を受けた後任職員は環境部の50代男性係長。環境事業センター(同市久野)で薬品を扱う化学職として勤務していた20年6月から約1年間、使用する薬剤を20回にわたり業者に水増しして請求させていた。 水増し分全額を業者が管理し、この後任職員の指示を受けて検査機器や電話機などを購入し、職場で手渡していた。前任職員の調査過程で不正を申し出ており、私的流用はなく、すべて業務で使用するための物品購入だったという。

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