1985年10月にスタートし、今年10月で放送40周年を迎えた日曜昼の長寿番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)が、来年3月でついに幕を下ろすことになった。司会の和田アキ子(75)が11月2日の生放送で涙ながらに終了を報告し、「この番組に関しては、自分なりにしっかりと区切りをつけたいと思っていました。40周年を目標にしておりましたが、迎えることができて、これが一番良いタイミング」とコメントした。 同番組は1週間で起こった事件・事故や芸能ニュースを独自の切り口で伝えることで人気を博した一方、放送内容や発言をめぐってはたびたび波紋を呼んできた。 「2009年8月の放送では、覚せい剤取締法違反で逮捕された女優の酒井法子を特集する中で、当時10歳だった子どもの写真がモザイクなしで放送されるというミスが発生。番組は翌週に『お詫び』テロップを流し、TBSの安東弘樹アナが謝罪しています。また、14年3月には、聴覚障害を公表していた作曲家・佐村河内守氏を取り上げ、『普通に会話が成立』とナレーションを入れたことが問題視され、佐村氏側は『聴覚障害を装ったかのような誤解を与えた』としてBPO(放送倫理・番組向上機構)に人権侵害を申し立て、翌年11月に是正勧告を受けました。さらに19年7月には、闇営業問題で謝罪会見を開いた宮迫博之氏らに対し、同番組スタッフが『不倫報道の時は『オフホワイト』と言っていましたが、今の心境を色で表すと?』と質問。会見の場が一瞬凍りつき、ネット上では『場違い』『笑えない』との批判が殺到しました」(スポーツ紙記者) そして、何より近年では和田自身の失言が目立ち、そのたびに炎上騒動が勃発した。和田に関しては「令和の感覚にアップデートできていない」とSNSなどで指摘されていた。 「野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を取り上げた23年3月の放送では、活躍中のラーズ・ヌートバーの顔まねをしながら『ヌートバーってどっちかというと半開きの口なんですよね。いつも。一歩間違えたらアレなんだけど、すごいあの歯がビーバーみたいでかわいくて』と発言。“アレ”という表現が明らかにネガティブな要素であったことで、『人の容姿をバカにした問題発言』と大バッシングされる事態になりました。さらに、24年8月にはパリ五輪で金メダルを獲得した女子やり投げの北口榛花選手の映像を見て、和田が『なんかトドみたいのが横たわってるみたい』と発言してしまった。SNS上では『容姿を揶揄している』とたたかれ、翌週のラジオ番組で和田が『リスペクトが足りなかった』と涙声で謝罪することになりました。翌週の番組でも『動物に例える不適切な発言をしてしまいました』と2分半にわたっておわびしています、他にも、25年3月に元モーニング娘。の辻希美が第5子を妊娠したという話題を取り上げた際、和田は出演者の朝日奈央に『奈央ちゃん新婚でしょ、何人ほしいとかあるの?』と尋ねたことが『時代錯誤のマタハラ』だと批判されたこともあります」(芸能記者)