麻薬のコカインを密輸入しようとしたとして、沖縄地区税関は17日、ルーマニア・ハンガリーの二重国籍で住居不定、自営業の容疑者の女(53)を関税法違反の疑いで那覇地検に告発した。「持ってくる意志はなかった」と容疑を否認しているという。 税関によると、容疑者は10月28日(現地時間)にハンガリーの空港を出発し、中国を経由して翌29日、那覇空港へ到着。スーツケース2個に白色粉末のコカイン(0・32グラム)を隠し密輸入しようとした疑いがある。同容疑者は観光目的で訪れており、税関検査で発見された。 29日に豊見城署が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで緊急逮捕した。