トランプ氏「銃撃を受けた州兵2人のうち1人が死亡」

ドナルド・トランプ米大統領は27日(現地時間)、アフガニスタン出身の移民によって前日ワシントンD.C.のホワイトハウス近くで銃撃された州兵2人のうち1人が死亡したと明らかにした。 感謝祭連休を迎え、ホワイトハウスを離れてフロリダ州パームビーチに滞在中のトランプ大統領は、米軍将兵とのビデオ会議で、「不幸にも、先ほど州兵の一人であるサラ・ベックストロムさん(20・女性)が亡くなったという知らせを聞いた」と語った。 トランプ大統領はベックストロムさんの死亡について「恐ろしい出来事だ」とし、「ベックストロムさんは非常に尊敬され、立派な人物だった。あらゆる点で優れていた」と述べた。 続いて、銃撃を受けたもう一人の兵士であるアンドリュー・ウルフさん(24・男性)が依然として危篤状態にあるとし、「彼の容体について、良い知らせが届くことを願っている」と話した。 トランプ大統領は容疑者を「怪物(monster)」と表現し、「彼もまた重篤な状態だが、彼については一切語らない」と述べた。 前日、ワシントンD.C.のホワイトハウス付近で州兵2人が銃撃を受け重体となった。銃撃事件はホワイトハウスから北西にわずか1ブロック離れた場所で発生した。容疑者も銃撃を受けたが、命に別状のない負傷だという。警察に逮捕されたこの容疑者は拘禁されている。 今回の銃撃事件は、トランプ大統領が今年8月から治安強化を理由にワシントンD.C.中心部に州兵を2000人以上配置してきた中で発生した。ピート・ヘグセス国防長官は、銃撃事件の直後にワシントンD.C.へ州兵500人を追加配置するよう命じたと明らかにした。

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