2024年首都圏で相次いだ「匿名・流動型犯罪グループ」（トクリュウ）による強盗事件のうち、10月に千葉県市川市で起きた強盗事件を指示したとして、千葉、神奈川、埼玉の3県警と警視庁の合同捜査本部は、20代の男4人を逮捕しました。 一連の事件で指示役とされる人物が逮捕されるのは初めてです。 強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、いずれも住所・職業不詳の福地紘人容疑者、斉藤拓哉容疑者、村上迦楼羅容疑者と、宮城県仙台市の職業不詳、渡辺翔太容疑者の4人です。 捜査本部によりますと、4人は2024年10月、実行役らと共謀して市川市の住宅に侵入し、住人の女性に暴行を加えて現金や車を奪った疑いが持たれています。女性は一時連れ去られましたが埼玉県内で保護されました。 捜査本部は、船橋市や白井市で2024年に発生した同様の強盗事件についても捜査を進め、4人との関連を調べています。なお、4人のうち、斉藤容疑者、福地容疑者、村上容疑者は2024年9月に県内で傷害事件を起こしたとして逮捕・起訴されていました。