マカオ司法警察局は1月9日、カジノ客の男からの強盗被害に遭ったとする通報(後に虚偽と判明し逮捕)をきっかけにした捜査で「換銭党」と呼ばれる賭博目的の違法両替に従事する男5人の発見、逮捕に至ったと発表。 同局によれば、同月8日未明、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノの場外で強盗被害に遭ったとする通報が寄せられ、警察官が現場に急行し、通報者の男から事情を聞いたところ、何者かに額面6万香港ドル(日本円換算:約120万円)相当のゲーミング(カジノ)チップを奪われたと説明したとのこと。 その後まもなく、関与したとみられる換銭党の男1人の身元を突き止め、同じIRに併設するホテル客室内で発見。この際、同じ部屋に換銭党仲間の別の男5人がいたという。 警察官が双方に事情を聞く中、通報者の男が辻褄の合わない話を繰り返したことから、問い詰めたところ、男は虚偽通報だったとし、カジノで負けたため換銭党から金品を詐取することを思いつき、客を装って自ら声をかけて両替を持ちかけ、友人が送金をするため、先にゲーミングチップの現物を写真に撮らせるよう求め、相手がこれに応じたことに乗じて持ち逃げしたが追いつかれて取り戻され、その場で両者は別れることになったが、出来心で虚偽通報をしてしまったなどと説明。同局では、男を詐欺及び虚偽通報罪で検察院送致するとした。 相手の換銭党の男は、金品に被害がなかったことから、通報しなかったと説明。この男及び同室にいた6人についても調べを進めた結果、6人合計で約38万香港ドル(約760万円)分の現金及びゲーミングチップを所持しており、またこれまでに複数回にわたって違法両替に従事し、利益を上げていたことが確認されたとし、全員を賭博目的違法両替罪で検察院送致する方針。 このほか、同じ日に違法両替に絡む別の事件を2件摘発したことも明らかにした。