長崎県の佐世保署などは26日、佐世保市などの花屋でつくる佐世保花商組合の預金から130万円を横領したとして、業務上横領の疑いで同組合の前組合長で佐世保市折橋町、花屋経営の男性容疑者(57)を逮捕した。組合は「使途不明金は1億円以上に上る」としており、同署は詳しい使途や余罪などを調べている。 逮捕容疑は、組合長を務めていた2021年1月19日と5月19日、2回にわたって組合の預金口座から現金計130万円を引き出し、横領した疑い。同署によると、130万円は返金されていない。「現金は組合のことに使い、私的流用したことはない」と容疑を否認しているという。 組合によると、男性容疑者は13年に組合長となり、会計も事実上管理する立場にあった。組合は加盟花屋が花き市場から仕入れた分の代金をいったん集金し、まとめて市場へ納める仕組みをとっているが、男性容疑者はその入出金や市場との折衝窓口を担っていた。 23年6月、市場に対して多額の未払い金があることが判明し、組合は同年9月、不正に関与したとして組合長だった男性容疑者を解任し、刑事告訴していた。 同組合の岡本章裕組合長は「事件を重く受け止め、再発防止に努めたい。しっかりと罪を認めて、贖罪(しょくざい)をしてほしい」とコメントした。