2月19日、兵庫県警灘署は39歳のアルバイトの男を逮捕した。報道によると容疑は「詐欺」。高級車フェラーリの中古車投資で利益が出るとウソをいい、2億円を搾取したとみられる。近年、高級車を投資対象として扱う動きは珍しくない。今回の事件も、そうした風潮を背景に起きたものとみられる。高級車を「資産」として語る声は年々強まっている。希少性やブランド力、世界的な需要を背景に、価格上昇の実例が注目を集めてきたからだ。しかし、資産である以上、その評価は市場の論理だけで完結するわけではない。価値をどう見るか――その前提が変われば、結論もまた変わり得る。