1983年、医学部に通う優秀な姉が、突然、統合失調症を発症した。現実とは思えない言葉を叫び始めた。しかし、研究者で医師でもある両親は「問題ない」として医療から遠ざけ、ついには南京錠をかけて家に閉じ込めた。 弟である藤野知明監督は、20年にわたってその家族を記録し、ドキュメンタリー映画『どうすればよかったか?』として公開。今年1月には同名の書籍『 どうすればよかったか? 』(文藝春秋)も刊行された。 両親ともに医師免許を持つエリート一家で、何が起きていたのか。藤野監督へのインタビューから、その壮絶な日々と家族の葛藤を紐解く。 ◆◆◆