息子を亡くした「被害者」だった人物が容疑者に一転し、関係者に衝撃が広がった。安達結希(ゆき)さん(11)の死体遺棄容疑で逮捕された養父の安達優季(ゆうき)容疑者(37)。古くからの知人は容疑者の子供時代について、友達が多く明るかったと証言。職場での働きぶりも評判が良かったという。 容疑者の同年代の女性によると、容疑者は小中高校時代、サッカー部で汗を流し、学校では人気者だった。女性は「本当にびっくりしている。いい人だと思っていたので悲しい気持ちもある」と話した。 容疑者が高校生のころまで過ごしたとされる京都市内の集合住宅の住民らも、容疑者の子供時代を覚えていた。70代女性は、容疑者とは顔を合わせるとあいさつを交わす間柄だったといい、「明るくていい子だった。事件を起こすなんて信じられない」。40代女性も、「事件を起こすような子には見えなかった」と驚いていた。 一方、近隣住民への取材では容疑者の複雑な家庭環境も浮かんだ。同じ集合住宅に住む50代女性によると、容疑者は祖母と兄との3人暮らし。両親の姿はみかけたことがなく、祖母が兄弟の世話をし、入学式や保護者への説明会などにも出席していたという。 容疑者は京都府内の電気機器メーカー社員として南丹市に隣接する京丹波町の工場に勤務。60代男性は「はきはきとしゃべる明るい子。パソコンが得意だった。職場で悪い評判は聞かない」と振り返る。 同社によると、容疑者は16日付で休職扱いになったという。同社の担当者は取材に「全容解明に向けて捜査機関と協力していく」と話した。