10日午前6時15分ごろ、福島県福島市伏拝字沼ノ上の住宅で「妻を殺した」と110番通報があった。駆け付けた福島署員が心肺停止の状態で倒れていた女性(76)を発見、同市の病院に搬送されたが、約1時間10分後に死亡が確認された。福島署は同日午後4時10分ごろ、殺人の疑いで、通報してきた夫(82)を逮捕した。捜査関係者によると、夫は妻を介護しており、事件の背景には「介護疲れ」があったとみられる。 逮捕容疑は同日午前4時ごろ、自宅で妻の頭部を凶器で殴り、手で首を絞めるなどして殺害した疑い。福島署によると、夫は110番で自首してきたといい、容疑について「間違いありません」と認めているという。 捜査関係者によると、夫は、自宅にあったバールのような鈍器で、寝室のベッドで就寝中の妻を殴ったという。福島署によると妻には額から出血があり、首には手で締めたような跡があった。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息だった。夫は鈍器で複数回殴った後、両手で首を絞めたとみられる。夫は妻と2人暮らしだった。現場はJR福島駅から南に約4キロの静かな住宅地。同署は11日、夫を送検した。