マッチングアプリを悪用し、飲食店に誘い込んだ男性から現金をだまし取るなどしたとして、警視庁保安課は詐欺や東京都ぼったくり防止条例違反の疑いで、住所不定、無職、井沢武蔵容疑者(24)ら男2人を再逮捕した。井沢容疑者は「1年以上前のことなので覚えていない」と容疑を否認している。 保安課によると、井沢容疑者は渋谷区道玄坂周辺でぼったくりを繰り返していた匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のトップ。グループによる被害が50人以上、総額約8500万円に上るとみて追及する。 同課の調べでは、女性メンバーがマッチングアプリで男性を容疑者らの店舗に誘導。飲み放題に含まれない酒を飲んだとして高額な代金を要求したほか、対応に追われて別の客のキャンセルを余儀なくされたとする虚偽の説明をして、賠償金の名目で現金を払わせたという。被害者には複数の消費者金融から金を借りさせていた。 井沢容疑者の再逮捕容疑は共謀して令和7年4月上旬、道玄坂の飲食店で、アプリで知り合った当時20代の男性に飲食代として9万円を支払わせ、賠償金名目で150万円をだまし取ったとしている。