「警視庁」の男らに4000万円を振り込む 長崎・大村の60代男性会社員が被害

大村署は25日、長崎県大村市内の60代男性会社員が、警視庁や検察官を名乗る男らから現金約4千万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。 同署によると、男性宅の固定電話に10月10日ごろ、「この固定電話は2時間後に凍結されます」との音声ガイダンスが流れた。案内に従い番号を押すと、警視庁の「中村海」を名乗る男や、検事の「木村」を名乗る男とつながった。 男らは「あなた名義の口座と携帯電話がマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されている」「お金の流れを調べる必要がある」などとうそを言い、7回にわたり現金計3018万円を振り込ませた。 さらに男らは「あなたの口座へ入金した履歴が判明したので逮捕状が出ている」などと言い、保釈金名目で4回にわたり現金計1千万円を振り込ませたという。同署は「電話やメールでお金の話をされたら必ず相談を」と呼びかけている。

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