夏を中心ににぎわう熊本県嘉島町下六嘉の湧水天然プール。猛暑が予想される今夏も多くの利用が見込まれるが、注意したいのが「盗難」だ。昨夏から被害が相次いでおり、自転車で訪れた中学生を狙った犯行が多い。御船署などはパトロールを強化、警戒を強めている。 6月6日午後、天然プールでは、中学生グループや親子連れが水浴びを楽しんでいた。署員や嘉島町職員、御船地区少年警察ボランティア連絡協議会員らが「置き引きが多いから気をつけて」と声をかけていた。 熊本市東区の中学1年生は「天プー(天然プール)は盗難が多いから、小銭と着替えだけ持っていくように校内放送があった。被害に遭った先輩もいるらしい」。別の女子生徒は「安いコインロッカーを設置してほしい」と願う。 天然プールは、熊本県が1991年度、矢形川に整備。25メートルコースが7レーンあり、わき水を生かした全国でも珍しい施設だ。地元はもとより、熊本市の中学生にとっても自転車で通える距離のため「暑い日に友達と無料で楽しめる貴重な場所」(熊本市の中学1年生)と人気だ。