これではもはや「子どもの喧嘩」…ルビオ国務長官と国際刑事裁判所対立のゆくえ、ウォールストリート・ジャーナル紙が掲載した社説の影にちらつくこととは?

7月14日付けウォールストリート・ジャーナル紙は「ルビオは国際刑事裁判所(ICC)を攻撃する」との社説を掲げ、その前日に同紙が掲載したルビオ国務長官の論説を引きながら、米国によるICC批判とICCを解体する試みへの支持を表明している。概要は次の通り。 ルビオは、リスクはあるが有意義な行動をとっている。ICCに抵抗する米上院議員を脅す無法者化したICCに対抗したことで、国務長官はICCに攻撃された。それは、ルビオが職務を完遂しなければ、ICCとその同盟国は、米国や他国の法廷や憲法に優先する制約のない世界的法廷となり、米国民を訴追し逮捕するということだ。 「米国は、このようなことに合意したことは一度もない」とルビオは本紙論説で述べた。彼はさらに、米国政府が持つ全ての手段を使い、同じ問題意識を持つ同盟国と協力し、必要とあらばICCを完全に解体する、と付言した。これは、ICCの逮捕状を米国法に優先させると宣言したマムダニNY市長と異なり、ICCに対抗するものだ。 この差は、2つの異なる国際主義に係るものとも言えるだろう。良い国際主義は、安保同盟、米国の利益を推進する貿易合意、魚の乱獲やエボラ等の共通の課題解決努力を含む。悪い国際主義は、しばしば米国の利益に反し行動する、説明責任もない国際公務員に主権を譲り渡すことだ。 ICCは後者の典型だ。だから、米国の反対は超党派だった。ICCは無駄で非効率で、司法なのに政治的だ。そのため、ガンビア出身の検察官はアフガニスタンでの米兵の行動に焦点を当て、米軍の軍事法廷のルールを蔑ろにしようとしてきた。捜査は継続中だ。 また、ICCはパレスチナ国を承認し、西岸の独裁者パレスチナ自治政府(PA)のアッバス議長がハマスの支配するガザに対してICCの管轄権を認め、イスラエル指導者を犯罪者にすることを可能にした。それは政治であり法ではない。 そしてICCはスキャンダルまみれで、数カ月間カーン検察官の性的暴行疑惑を内密に審議した。カーン氏は自分への疑惑を知った後、捜査を切り上げイスラエル首相への逮捕状発出をCNNで急遽発表した。

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