松戸東署は12日、詐欺の疑いで自称鹿児島県奄美市、無職の女(77)を逮捕した。 逮捕容疑は知人で松戸市に住む自営業の女性(78)に「夫が株式会社の企業年金課で働いており、お金を預ければ10%の利益がつく」などとうそを言い架空の企業年金に勧誘し、2018年7月5日に自分名義の銀行口座に現金1千万円を振り込ませ、だまし取った疑い。 同署によると、容疑を否認している。女性は容疑者と約10年前に知り合い、複数回にわたって現金をだまし取られていた。被害総額は1億円以上で、時効になっていない被害がほかにも3千万円あるとみられる。同署は女性以外の被害者がいるとみて捜査している。 詐取した現金はクレジットカードの支払いなどに充てていたという。昨年6月、満期を迎えた年金の返金を拒まれた女性が告訴していた。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)