青森県八戸市の住宅で面識のある男性の背中を刃物で刺して殺害しようとしたとして、県警捜査1課と八戸署などは14日、殺人未遂の疑いで、同市鮫町下手代森、会社員の女(39)を逮捕した。裁判員裁判対象事件のため認否を明らかにしていない。男性は意識のある状態で県内の病院に搬送された。命に別状はないという。15日発表。 逮捕容疑は14日午後6時10分ごろ、同市の男性会社員(51)宅で男性の背中に包丁を突き刺し、左肩甲骨下に長さ約5センチの切り傷を負わせ殺害しようとした疑い。傷は一部、肺に達していたという。 同課によると、犯行時、女は飲酒していた。同6時15分ごろ、現場に居合わせた被害者と同居する親族が119番通報。駆け付けた警察官が凶器とみられる刃体約18センチの文化包丁を押収した。捜査関係者によると、女は男性の背後から突然包丁を突き刺したとみられる。犯行現場にとどまっていた女は抵抗することなく八戸署に同行し、午後11時ごろに逮捕された。 東奥日報の取材によると、現場はJR鮫駅の北東約500メートルの住宅や水産加工会社が並ぶ地域。 15日、現場前には規制線が張られ、捜査員が出入りした。近くの女性(72)は「昨夜、被害者の家族が私の家に『早く来て。刺された。助けて』と駆け込んで来た。驚いて行ってみると、被害者が階段の下の辺りに、しゃがんでうずくまっていた」と声を震わせた。 現場周辺の関係者によると、男性と女は一緒に住んでいたという情報もある。2人は度々けんかし、女が包丁を取り出し、突き立てたこともあったという。